既出かもしれんが

『航空自衛隊として重視すべき 「耐性的拒否能力」』
http://www.mod.go.jp/asdf/meguro/center/AirPower2nd/094memo2.pdf

(以下引用)

2 わが国の航空防衛力整備に与える影響

本来、双方が主張する戦力をバランス良く整備することが望ましいが、財政的制約から米国は、LRS-Bに基づく長距離攻撃能力を重視し、戦略的な抑止にシフトする可能性が高いと見られる。
この場合、戦域内にあるわが国としては欠落することとなる「耐性的拒否能力」を補完的に整備していくことが期待される。
この際、米軍の戦略的および戦術的カウンターA2/AD能力の双方と確実にリンクさせることが望まれる。

3 航空自衛隊が重視すべき「耐性的拒否能力」
わが国の防衛の一環として米国のカウンターA2/AD能力とのリンク性等を考慮した場合、「耐性的拒否能力」として航空自衛隊が特に重視すべきは「戦力のネットワーク化」および「ISR能力」と考えられる。

*「耐性的拒否」とは、A2/AD圏内において被攻撃等のリスクに耐えながら、対象とする相手方の目的達成等を拒む程度の圧力を継続的に負荷することで、相手方に対して「目的達成に対するコストが高すぎる」と認識させて、その行為を思いとどまらせることである。