>>62
> 艦載機基準って、仮定ではあるが「STOVLより高性能な艦載機が開発されたら」

これはF-35に限らない完全な一般論としてだが、
高性能なSTOVL艦載機に採用されている技術(恐らくは最新鋭の高度なジェットエンジン技術や機体軽量化のための先端素材技術など)を使って
CTOL艦載機を開発すれば、戦闘機や攻撃機としての性能はCTOL艦載機が元のSTOVL艦載機よりも高性能になる、というのは常に正しい命題なんだよ。

なぜならば滑走による離艦と拘束による着艦とを前提とするCTOL機は着艦フックと脚の強化という2つの重量ペナルティ以外には余計なハンディキャップがないからね。
他方、STOVL機はVL用のメカニズム(リフトファンや偏向ノズル機構など)という大きな重量ペナルティやメカニズムの複雑化による故障要因の増大といった
ハンディキャップ要因があるからだ。

もちろん、同じ技術を使って開発されたSTOVL艦載機とCTOL艦載機とを比較すると、STOVL機のほうが機体コストも維持・保守のコストも当たり前のこととして高額になる。
STOVL艦載機の同一技術で作られたCTOL艦載機に対する以上の不利(性能で劣りコスト高)は、どのように工夫・努力しても解決し得ない原理的なもので
同じ技術で製造されるSTOVL機とCTOL機とを比較する限りは永遠に成り立つ定理だ。