>>81
機体の開発過程を見ても、Aをやって上手くいったからBを作ったというより、BをA仕様に作って試験やって、
終わったからBに改装と言うか戻した、くらいの感じでBを完成さえられるかどうかがずっと焦点だったし。

>降着装置と構造強化と、STOVL機構の重量ペナルティが言うほどなさそうなのが

NATFのときに空軍仕様のATFを艦上機にすると、3割重くなるという話だった。けどF-35の空虚重量はB型を
基準にするとA型は10パーセント軽く、C型は12パーセント重い。AとCを比べても17パーセントで、翼面積まで
拡大していること鑑みれば、相当に成功した部類ではないだろうか。

T-45がホーク60を原型に、クソ頑丈なリミット9Gの機体構造を練習機に能力全振りして、純練習機型のT.1の
2割増くらい。リミット7.33GのT-33と、それを原型にしたT2Vの空虚重量の差はちょうど30パーセントくらい。

>>63が痛いのは、優秀なSTOVLを開発できる技術水準があれば、長大な滑走路が使えるがゆえにより高性
能な「陸上基地運用の戦闘機」を開発できるであろう、という話を、空母の寸法で構造強化の度合いも重量制
限も変わってくる艦上機でごっちゃにしているところ。T-45も開発当時の練習空母であるエセックス級レキシ
ントンに合わせるためにいろいろ苦労したみたいだし。
同じF-35Bでも母艦が3万トンのイタリア空母か7万トンのQEかで、機体運用でも部隊運用でも制限は違うし。
アメリカ以外でCATOBAR艦載機を開発してるのはフランスだけで、そこは空母の寸法なりのラファールを使
っているわけで。