前川氏の喋り方や態度が落ち着いてきて、嘘を言っているようには見えないという意見が単なる印象論に過ぎないというなら、
天下り問題の責任者である前川氏は信用できないとか、出会い系バーに出入りしていたような人間の言うことは嘘に違いない、という論理もまたただの印象論に過ぎないだろう。

政府に批判的なマスメディアの報道を、「日本をよくしたいという動機ではなくて、単に世論を操作する快感に溺れてるだけ」などと言い切る菊池先生はきっと、
政権を擁護しメディアを貶めるご自身の発言は、日本をよくしたいという美しい動機、正義の動機に基づくものだと心底信じているのだと思います。

メディアは「日本をよくしたい」などという動機でものを書く必要はない、メディアの正義の暴走は恐ろしい、というような論調を作ってきたような人たちが、
政権を批判するメディアは本当に日本をよくしたいなどと考えてはいない、みたいなことを言い出したりして、いやねぇあなたったらぁ、もぉ。