真っ赤なラーメンを頬張る韓国人も塩辛さは苦手 (産経 6/14)
 
ソウルに赴任し半年以上。韓国料理が嫌いではないので、食生活にさほど困らないが、たまに無性に食べたくなるのが
こってりした日本式のラーメンだ。

日本食がブームの韓国にあって「本場日本の味」を売りにしたラーメン店も続々登場。行列ができる店も少なくない。
九州仕込みの豚骨ラーメンを出すという店に足を運んでみた。
麺の硬さも選べる本格的な店だが、一すすりしてみると、何だかもの足りない。味が薄いのだ。

九州の名店で修業したという店長に尋ねると、開店当初は日本の味のまま出していたところ、日本人客や日本の味に馴染んだ
客には好評だったが、一般の韓国人客には「塩辛すぎる」「においがきつい」と不評だったという。
徐々に味を薄めていって今の味に落ち着いたのだという。

他の店のラーメンや韓国式麺のククスの店でも塩味が足りなく感じる。 在韓日本人の知人も同じ感想を漏らしていた。
日本で韓国人の知人を飲食店に案内したとき、よく聞いたのも「塩辛い」という苦情だった。
日本滞在歴の長い韓国人も当初、この塩辛さに苦労したという。

とうがらしで真っ赤な韓国式ラーメンは、顔色を変えずに頬張る韓国人も塩辛さは苦手。
味覚の差も越えがたい日韓文化の差の一つかもしれない。
http://www.sankei.com/world/news/170614/wor1706140024-n1.html

まぁ本場本国の中華料理と、日本の中華料理店で普通の日本人に食わせる中華料理はかなり味付けが違うと言われるし、
ラーメンと同じく日本から韓国に渡ったカレーやトンカツも、日本のそれとは大分違った物になっているらしいから、これは
料理の他国への伝播に伴う普遍的な現象なんでしょうな。