【ニューヨーク共同】国連児童基金(ユニセフ)は14日、先進国中心の経済協力開発機構(OECD)や
欧州連合(EU)に加盟する41カ国の子どもの貧困や不平等の状況を順位付けした
報告書を発表した。対象にした10分野のうち、日本は「貧困の撲滅」で23位、
家庭の所得格差を比べた「不平等の削減」で32位と下位だった。

 日本は「飢餓の解消と栄養改善」や「働きがいのある人間らしい仕事」の分野でいずれも1位だが、
相対的な貧困割合や所得格差に課題を残した。
日本のデータを提供した首都大学東京の阿部彩教授は「特に底辺に属する子どもの状況が厳しいことが分かった」と指摘した。
http://jp.reuters.com/article/idJP2017061401002160