名古屋の不発弾、撤去無事終了 

2019年6月23日 23時57分
https://www.chunichi.co.jp/s/article/2019062390235736.html

名古屋市千種区小松町のビル建設現場で見つかった不発弾の処理作業が23日あり、陸上自衛隊員が起爆用の信管を抜き取り、撤去した。
現場は地下鉄桜通線吹上駅の東で、周辺は名古屋高速が走り、マンションの立ち並ぶ住宅街。都会の中での大掛かりな処理作業となったが、事前の周知もあり、目立った混乱は見られなかった。

対策本部は、現場から半径300メートルを避難対象区域に指定。
午前9時から警察官が一軒ずつ呼び鈴を押し「避難してください」と声を掛けて回り、住民約3300人が移動した。
陸自の不発弾処理隊(京都市)隊員が午前10時18分に作業を開始。
1時間半かけて弾の頭と底にあった信管を慎重に除去。同11時49分、安全宣言が出された。

処理中、桜通線は今池―桜山間で46本が運休。
名古屋高速2号東山線は一部通行止めとし、市バスも迂回させた。

不発弾は、直径約35センチ、長さ約120センチの米国製250キロ爆弾。
今後陸自の演習場で爆破させるという。
(中日新聞)