那覇で不発弾処理、国際通りが無人に 2500人が避難

1/20(土) 10:55配信 朝日新聞デジタル

那覇市中心部の国際通りで不発弾が見つかり、安全に運び出す作業のため、20日午前10時20分から約1時間にわたり、国際通りの一部や周辺の立ち入りが規制された。
国際通りが不発弾処理で通行止めになるのは昨年9月以来。

不発弾は国際通りに近い那覇市松尾2丁目のホテル建設現場で見つかった。
沖縄戦で米軍が使用した50キロ爆弾とみられ、陸上自衛隊が処理に当たった。
半径166メートル以内の住民約2500人のほか、ホテルや商店など約350事業所が避難対象となり、消防車などが英語や中国語などでも避難を呼びかけた。

今回見つかった工事現場は、昨年9月に不発弾処理が行われた場所から約200メートル。
札幌市から観光で来たという会社員男性(30)は「こんなにぎやかな街の中で70年以上前の爆弾が出てくるなんて、びっくりした。戦争の傷痕が残っていると実感した」と話した。(上遠野郷)
朝日新聞社