戦後、女医として乗った医者のエッセイによると、船員の患者は「痔」が多かったという。
だから女医に見せたがらない。荒っぽい職場ではあるが、戦争はもう無かったから
外科手術とかはほとんど無かった。しかし、魚を切るたのナイフを構えているとき船が揺れて
倒れたとき手首をばっさり切った船員がいて、救急車・・・はもちろん来ないし、ヘリも
一日では来やしない。女医が神経ブロックの麻酔をして、縫合した。船員たち驚愕。
従来なら手首を失うことが確実の重傷だったのに、一週間後には手が動いているんだから。
言い換えれば、船上で怪我したら従前だったら、治す手段はない。