加戸守行参考人の話は、「獣医師がいかに必要だったか」の話に終始しているように思う。
今回の獣医学部新設における選定の問題、つまり「加計学園ありきだったのではないか」という疑惑を明らかにする目的のなかでは必要だとは思えないが、
国会中継を見ている皆さんはどんな印象を持っているのだろう。

加計学園の問題は「四国に獣医学部をつくってはならない」という話ではないのだが、
加戸参考人の話を聞いていると、まるで「加計学園を認めなかったら四国に獣医学部が作れない」と聞こえて来る。
話がずれてしまっている。
一方で、加戸参考人の話の中で人のつながりが見えて来るのは注目すべき点。