トヨタ自動車が、2019年にも中国で電気自動車(EV)の生産と販売を始める方向で検討していることが22日、分かった。
トヨタがEVの量産に乗り出すのは初めて。

中国では18年以降、EVやプラグインハイブリッド車(PHV)などの電動車を一定割合販売することが義務付けられる見通しで、
早期の対応が欠かせないと判断した。

中国での量産台数などは未定だが、車種は中国でも人気のスポーツ用多目的車(SUV)をベースとする方向。
基幹部品である電池の現地生産も検討する。

トヨタはこれまで、エンジンとモーターを併用するハイブリッド車(HV)の拡大を進めてきたが、
中国の環境規制では18年以降、HVが対象外となる。

このため、トヨタは中国で18年にPHVを投入し、
EVも数年内に投入する方針を打ち出すなど、規制への対応を図る考えを示していた。

http://www.sankei.com/economy/news/170723/ecn1707230007-n1.html

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トヨタ自動車のショールーム(AP)