なぜ民進党の支持率は上がらないのか。

党内に耳を傾けると、やはり「党の顔」である蓮舫氏に原因があるとの声が聞こえてくる。
閣僚経験者は「代表は人気こそあるが、根本的な信頼感、安心感を与えることができないから、
結果的に党に注目が集まらない」と自嘲気味に語る。

蓮舫氏の「信頼感」に迫るヒントが6月23日に告示された東京都議選に隠れている。
都議選を前に、民進党に離党届を出した酒井大史前都議は、こんな「離党声明」を出している。

《現在の民進党執行部は蓮舫代表の二重国籍問題にけじめをつけないどころか、
敵失のみに執着し、目指すべき国家像も示しきれず、政権交代を目指していた民主党時代の
気概を失ってしまったことに、現在の党勢が顕著に表れているものと考えます》