アフガニスタンにおけるタリバン討伐作戦においてアメリカ軍は陸軍の特殊部隊であるデルタフォースも導入したが、
タリバンはアフガニスタンの小高い山が延々と続く地形を利用し、
各地でアヘンの原料であるケシを栽培しながら逃げ続けたため、
米軍は延々とアフガニスタン国内をぐるぐる回るだけで遂にタリバンを掃射できず、アフガニスタンから撤退した。

タリバンは旧式であるAK47を山岳地帯から遠距離でセミオート射撃した。
対して米軍は5.56mmNATO弾を使うM4を使用しており、5.56mm弾は7.62mmWPO弾と比べて遠距離での威力に劣っていた。
一方市街地で突然現れるタリバンとの間で発生する近距離戦でも5.56mm弾は7.62mm弾に威力で劣っていた。
米軍兵士の間ではこれを嫌ってAK47を鹵獲して使用する者もいた。

5.56mm弾は7.62mm弾に対してフルオート射撃による命中精度低下が気にならないセミオート射撃による遠距離戦では不利になり、
フルオート射撃による命中精度低下が気にならないほどの超近距離戦でも不利になった。
アフガン戦は中途半端と言われるようになった5.56mm弾に替わる6.8mm弾が新たに開発される切っ掛けとなった。