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今回の試験では高度6キロメートル程度までにとどめる。将来は同100キロメートル超を目指す。

搭載するLNGエンジンはJAXAからの委託を受けてIHI、IHIエアロスペース(IA、東京都江東区)が開発する。
エンジンは真空推力3トン級。
IA相生試験場(兵庫県相生市)で今秋にも中核部品のターボポンプの試験を実施し、17年度内には燃焼試験を実施する予定だ。

ターボポンプのうち、耐圧、気密が要求される構造部材や流路形状が重要な翼部品などは3Dプリンターで製作する方針だ。
機体への搭載に当たり、IHI、IAはJAXAとの契約に基づき技術支援役務を提供する。

再使用ロケットの打ち上げは、米スペースXが成功させるなど米国が先行する。
国内官需が約9割を占める日本の宇宙機器産業においても、新たなプレーヤーの創出が産業振興のカギを握っている。

ソース:日刊工業新聞
https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00437372