トランプ大統領、ロシアと建設的な関係を期待

トランプ氏は、G20出席を含め4日間にわたったポーランド、ドイツ訪問を終えて8日遅くに帰国した。
同氏はツイッターで、「私はプーチン氏との会談で2度にわたりロシアによる米大統領選への介入疑惑について問い質したが、彼は強く否定した」と述べた。
また、「我々はシリアの一部での停戦で合意した。今や、ロシアとの建設的な関係構築に向けて前進する時が来た」と強調した。
 だが共和、民主両党の議員や元米政府当局者らは9日、トランプ氏はプーチン氏との会談で強硬な姿勢をとらず、ロシアによる大統領選への介入工作を不問に付そうとしたとして批判した。
 トランプ氏は9日にツイッターで、プーチン氏との間でサイバー攻撃に対処する合同防衛チームを設置することを話し合ったと明らかにした。
しかしこの構想については、民主、共和両党議員から激しい批判を浴び、米国が大統領選に介入しようとした国となぜサイバーセキュリティーで協力するのかとの疑問の声が上がっている。
 リンゼー・グラム上院議員(共和、サウスカロライナ州)は、NBCテレビのインタビュー番組「ミート・ザ・プレス」で、合同防衛チームの創設案について
「私がこれまで耳にしてきたアイデアのうち最もばかげたものではないにせよ、それに近い」と非難し、こう続けた。
「ロシアが米大統領選に介入したかどうかを疑っている者は、ワシントンに一人しかいない。それはトランプ大統領だ。
結局のところ、彼はプーチン氏が米国の民主主義に打撃を与えようとした悪人であるという事実を受け入れないことで、自身の大統領としての地位を傷付けている」
 アッシュ・カーター前国防長官はCNNテレビに対し、ロシアのサイバーセキュリティー・チーム創設提案は、
「家に泥棒に入った男が、窃盗対策のワーキンググループの設置を提案しているようなものだ」と皮肉った。

ttp://jp.wsj.com/articles/SB10694688242023964151104583258590480907754

あーやっぱり大荒れに