>>509
それに太平洋戦争時の対潜航空機では、よほど現代のAIP潜が油断して浮上し続けない限り、
有効打を与えられませんしね。

当時の対潜哨戒機はソノブイもMADも無いから、一旦深く潜ったAIP潜を自力で探知するのは
不可能だし、攻撃手段も精度の低い対潜爆雷と、浮上時にしか使えない機関砲とロケット弾しか
有していません。

そして潜航したAIP潜を燻り出す為にやみくもに爆雷を投下しても、殆ど無駄弾にしかならないし、
昔の潜水艦なら電池容量の少なさから一旦潜行してもそこから動き回れる範囲はごく限られて
いましたが、AIP潜なら大深度に潜ったままかなりの距離を微速とはいえ逃げ回れます。

それにそうりゅう級はキャプチャー機雷を40発近く搭載できるのだから、敵の重要港湾の
湾口部にこれを潜航したまま敷設すれば、1隻で敵の重要港湾を丸ごと封鎖できてしまいます。

太平洋戦争時の対機雷潜能力では、米軍と言えどもこれをやられたら全く対処不可能だから、
普通の雷撃よりもこちらの方が戦略的により効きそうです。