露軍、シリア北西部を空爆…過激派850人殺害

 【モスクワ=畑武尊】ロシア軍は20日、シリア北西部イドリブ県でアサド政権軍と合同で19日から20日にかけて空爆を行い、
イスラム過激派組織「レバント征服戦線(旧・ヌスラ戦線)」の戦闘員約850人を殺害したと発表した。
 空爆は攻撃機「スホイ25」などで行い、戦車11両や武器庫38か所など187の攻撃目標を破壊したという。
 イドリブ県は反体制派の拠点だが、過激派組織が勢力を伸ばしているとされる。
アサド政権を支援するロシアとイラン、反体制派を支援するトルコの3か国は15日、
同県にアサド政権と反体制派が戦闘を停止する「緊張緩和地帯」を設け、合同で停戦監視団を派遣することで合意した。
 これを受けて、ロシア軍は過激派に対する攻撃を本格化させたとみられる。

http://www.yomiuri.co.jp/world/20170921-OYT1T50086.html