その2
古谷有希子 @SociYu 2017-07-17 07:04:26
社会階層によって性や人種、恋愛や結婚に関する態度が分化している中で、エロだけが万人に共通などということはありえない。
もし日本のエロがグローバルに進む階層分化に対応できないのなら、それは日本全体が新たな資本主義の精神に対応できていないことの現れかもしれない。
古谷有希子 @SociYu 2017-07-20 00:05:41
@1964Kitanofuji 需要の主体は購買者も生産者も、またどちらにも属さない人々も含めた社会です。
現在のところこの主体たる社会は家父長制資本主義からネオリベ資本主義への過渡期(世界的には1970年代から徐々に進行)ですが、数十年のうちに完全移行すると思います。
古谷有希子 @SociYu 2017-07-20 00:51:33
@1964Kitanofuji たとえば今回のジャンプや自ポ規制の話はわかりやすくて、買わない人が積極的にそういった表現を排除しようとしています。
一方で、買う人たちは「好きにさせろ」と開き直ることはできず、「表現の自由」などのリベラリズム
の枠組みを援用することでしかそういった表現を擁護できなくなってます。
古谷有希子 @SociYu 2017-07-20 00:58:03
これは実は日本や中国など「西洋近代国家」の枠組みの外にいた地域が徐々に「西洋近代国家」の意識を内面化、制度化していった過程と似ている。
西洋列強の侵攻に対して「西洋近代国家法はそれを禁じている」という議論を使い始め、やがて自ら「近代国家」意識を受容し、「近代」に飲み込まれた。
古谷有希子 @SociYu 2017-07-20 01:03:33
@1964Kitanofuji 必要悪、という概念が通用しなくなり「悪は悪」と認めざるを得ない状況に追い詰められていますが、そのうえで
「悪もリベラリズムで守られるべき」とリベラリズムを悪用しているのです。しかし、リベラリズムを援用し始めている時点で、
彼ら自身もすでにリベラリズムの渦中にいるんですよ。
古谷有希子 @SociYu 2017-07-20 01:16:06
@1964Kitanofuji そうなんです。たとえネオリベ資本主義の社会構造から利益を享受できていない側であっても、
すでにその仕組みに組み込まれているし、自分自身も気づかぬうちにその仕組みを更に強化する側として「貢献」してしまっているんですよ。