50年後の潜水艦は、雄大な海を悠々と泳ぐ大型のエイのような形−。
英海軍は28日、英国の若手科学者やエンジニアが未来の潜水艦を予測するプロジェクトの結果を発表した。
ウナギのような形をした探査船など、海の生物の姿を模した潜水艦のユニークなアイデアが含まれている。

建造に直ちに結びつく構想ではないが、潜水艦分野の技術革新を促すことが狙い。
海軍の担当官は「われわれは常に既存の考え方にとらわれない発想に努めている。
こうしたアイデアの10%でも現実になれば、将来の軍事・防衛活動で最先端に立つことができるだろう」と話している。

発表によると、母船となる有人潜水艦は強化合金やアクリル製。ジンベエザメやマンタのような姿で動きによって形が変わり、高速航行が可能。
ウナギのようにくねくね動く無人探査船はエンドウ豆のようなさやに、容器に入ったセンサーなどを積載。
群のようになって敵を攻撃する魚の形をした魚雷のアイデアもあった。

■ 画像(英海軍提供・共同)
エイの形をした未来の潜水艦母船の想像図
http://www.sankei.com/images/news/170828/wor1708280008-p1.jpg
ウナギのような形をした未来の探査潜水艦の想像図
http://www.sankei.com/images/news/170828/wor1708280008-p2.jpg
魚の形をした未来の魚雷の想像図
http://www.sankei.com/images/news/170828/wor1708280008-p3.jpg
http://www.sankei.com/world/news/170828/wor1708280008-n1.html