「僕にはあります。あの米帝の物量を前に、勝利の絵を描く力がある」
「勝算は?」
「僕の読みどおりに戦局が動いてくれれば、九割ほどで」

 米帝がグアムに戦力を集中させているときにグアムを奇襲包囲核攻撃。

 包囲殲滅射撃ほういせんめつじん。
 これが、僕が描いた勝利の絵だった。


「彼我の戦力差、出ました! ウリナラ軍核弾頭、およそ60発。米帝、およそ7000発!」