【北京時事】中国の習近平国家主席(中央軍事委員会主席)は17日、
米軍制服組トップのダンフォード統合参謀本部議長と北京の人民大会堂で会談し、
「中米両軍は両国関係の重要な安定要因にならなければならない」と述べ、両軍の関係強化を訴えた。
中国国防省が発表した。

発表では触れていないが、北朝鮮問題についても意見交換したとみられる。
習主席が米軍トップと個別会談するのは、2013年4月に前任のデンプシー氏と会って以来。

習主席はこの中で
「中米の二大大国は、世界の平和と安定、発展と繁栄に重要な責任を負っている」と強調。その上で
「時に雨風はあっても、後には虹が出る」と対話の重要性を指摘した。

さらに、ダンフォード氏が中国の房峰輝・連合参謀部参謀長と軍高官レベルの対話拡大で合意したことを評価した。 

ダンフォード氏は
「米中両軍は既に成熟した関係にある。軍事分野で誠実な対話を進め、適切にリスクをコントロールしたい」と応じた。

ダンフォード氏は、
「年内の中国訪問を心待ちにしている」とのトランプ米大統領のメッセージも伝えた。

https://www.jiji.com/jc/article?k=2017081700966&;g=use