90 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2006/09/22(金) 14:06:02 ID:???
病室には妹の苦しそうな吐息と心拍計の電子音だけが響いている。
妹の白い顔は時折苦しげに眉をゆがめるが、それ以外は至って静穏
なものだ。
とても、医者がさじを投げた患者には見えない。
なんで、俺じゃなくて妹なんだ。まだ中学生じゃないか。あんまりだ。
「お兄ちゃん……」
いつもの祈りとも呪詛ともつかない思いが終わる前に、妹が静に口を
開いた。
「……なんだ?」
「わたし、最終回まで生きたいよ。」
テレビは病室から出られない妹の数少ない慰めだった。
「最終回か……どんなのドラマなんだ?」
「ううん、ドラマじゃないの。」
ちょっと考え込んだ妹は、儚げに笑ってこう答えた。

「レッドサンブラッククロス第四次世界大戦編の最終回が読みたいよ」

ちょwwwwwおまwwwww100歳まで生きても無理wwwwww

91 名前:名無し三等兵[↓sage] 投稿日:2006/09/24(日) 11:10:49 ID:???
>>91
>100歳まで生きても無理
だからこそ儚げに笑うんだろうなぁ。
諦観ともいうか。