北朝鮮の核実験を受け、中国外務省は4日、「断固反対する」としたうえで、
「武力が朝鮮半島の核問題を解決する選択肢ではない」と対話による解決を改めて強調しました。

「断固として反対する。いかなる時期であっても核実験を行うことは間違いだ」
(中国外務省 耿爽報道官)

中国外務省は4日の定例会見で北朝鮮の核実験を改めて強く非難したうえで、
「武力が朝鮮半島の核問題を解決する選択ではない」
「平和解決が唯一の正しい道だ」
などと軍事的選択肢を排除しないアメリカをけん制しました。

中国では3日から、ロシアのプーチン大統領らが参加して新興5か国によるBRICS首脳会議が開かれていて、
4日採択された共同宣言には「朝鮮半島の緊張状態は関係国の直接対話によってのみ解決できる」という文言が盛り込まれました。

今後、アメリカが主導して北朝鮮への「石油の禁輸」などさらなる圧力強化を求めてくるものとみられますが、
中国はロシアとともに、あくまで冷静に、対話を模索するという姿勢を崩さない構えです。(04日20:21)

https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20170904-00000094-jnn-int