日本製のベストセラー民間機3選 ホンダジェットの前
にも三菱 富士重工(スバル)

2020/04/05 16:10乗りものニュース
ホンダジェットやスペースジェット(旧MRJ)の動向が、日本の航空業界を賑わせていますが、1960年代
もYS-11をはじめ、民間企業で様々な航空機が計画、販売されました。それらの奮闘を見ていきます。

YS-11とほぼ同時期に誕生した国産ビジネス機

ホンダの小型ビジネスジェット機「ホンダジェット」の販売が好調です。2020年2月には、世界の小型
ジェット機カテゴリーにおいて、2017年から3年連続でデリバリー数(納入数)トップを達成したことが発
表されました。

世界的に反響の大きい「ホンダジェット」ですが、過去にも日本製の小型民間機で世界的に高評価を得た機
体がありました。太平洋戦争後に日本企業が開発した、3種類の小型民間機について見ていきます。


先の「東京オリンピック」直前である1963(昭和
38)年、三菱重工の「MU-2」が初飛行しました。

太平洋戦争終結後の航空機開発生産禁止期間を経て、三菱重工は航空自衛隊向けのF-86F「セイバー」や
F-104J「スターファイター」といった、アメリカ製戦闘機のライセンス生産に続き、戦後初の国産旅客
機、YS-11の開発にも参画するかたわら、独自に小型ビジネス機の開発を検討するようになります。
MU-2は1963年9月14日に初飛行すると、1966(昭和41)年には販売を開始しました。計画当初から主要
市場とにらんでいたアメリカでは、年間40機から50機の安定した販売が行われましたが、1971(昭和
46)年に為替レートの自由化で円高に、続く1973(昭和48)年の第1次オイルショックで世界的不況になり、売り上げが大きく落ち込みます。
苦境のなか10年以上、販売が続けられたものの、1987(昭和62)年、三菱重工は新型機として開発し
たMU-300(後述)の販売に注力するため、MU-2の製造販売を終了しました。
MU-2の総生産数は762機、世界27か国で販売された
ほか、自衛隊にも採用されるなど、世界の小型ビジネス機の中ではベストセラーでしたが、前述した理由から利益面では厳しかったようです。
マーケティングの難しさを体現した小型ジェット機
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