夕方のテレビ朝日のニュースを見ても、情勢を「三つどもえ」などと表現し、第二自民党ではないかとの批判に「第二ではなく第一を目指します」と、
質問の意図をわざとはぐらかして記者を愚弄する小池百合子氏の態度をそのまま流していた。一体どこまでバカにされれば政治部の記者たちは目が覚めるのか。

ウソをついて人をだます。だましたことを指摘されても「うふふ」と笑って開き直る。長年一緒に戦ってきた同じ政党の仲間をだまして「全部俺の想定内だ」と開き直る。
そんな倫理観の壊れた人間たちが「安倍政権の対抗勢力」であるはずがない。政策も倫理観も行動原理も安倍首相やその仲間と同じだろう。

安倍晋三氏や小池百合子氏が堂々と使う、ウソをついて人をだますような政治手法を、ニュース番組は全然批判的に報じない。政治部の記者は、政局ゲームではそれも一つのプレイ手法だという顔で平然と解説する。
倫理観が麻痺しているのは、政治部記者も同じだろう。政治家のウソを社会的に是認している。