ミャンマーの強硬派仏教僧に話を聞く

アウンサンスーチー政権から活動を禁止されて半年、マバタの僧侶たちは今でも自分たちの排外的な主義主張を積極的に推し進めている。私はマンダレーにあるキム・ウィン・ミン・ジー僧院で、8人の高僧に話を聞く機会を与えられた。
法律を守るムスリム(イスラム教徒)については何の問題もない――。エインダル・サッカ・ビウィンタ師はこう話した。しかし、イスラム教徒がインドに侵入した時はどうか。住民を無理やりイスラム教に改宗させたではないかと。
この世界観では、37万人以上のロヒンギャがバングラデシュへ逃れるに至った苛烈な弾圧も、イスラム教徒に侵略される仏教徒の長い闘いという文脈の一部になる。
ラカイン州での出来事について、スーチー氏の姿勢をマバタはどう思っているのか。尋ねてみると、高僧の一人は避難民のことを、ロヒンギャにとって侮辱的な表現を使って「ベンガル人」と呼んだ。
「このベンガル人問題に関して、アウンサンスーチーさんの立ち位置は正しいし、発言も正しい。なので大いに歓迎する。
スーチーさんがこういう姿勢だからと、フェイスブックで嘘をついて批判したり、フォトショップ加工した画像で侮辱する人もいる。国の指導者を侮辱するのは本当に不快だ」

http://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-41276647

仏教過激派こわい