米空軍航空戦闘軍団司令官、E-8JSTARS後継の選定作業を継続するかどうかは
既存のプラットフォームやセンサーをネットワークで統合することによって
E-8と同様の能力を確保することができるかどうかで決まると述べる。
軍はE-8後継の選定作業を行っているものの、先週、「高脅威度の環境下において、
より効果的な戦場指揮・統制に関する異なるアプローチ」を検討していると
発表していた。
従来のシステムを保持するというのであればE-8後継の選定作業は続くが、
そうでないのなら、高脅威度の環境下においても高い生存性を持つ新システムが
開発されるまでの繋ぎとしてドローンやセンサー、航空機といった既存の機材を
ネットワークで統合することで対応するかもしれないという。
全ては地上移動目標指示装置とオペレーターを用いた旧来の方法にどれだけの予算を
投じて能力を維持するかという点、そして旧来の方法が将来の脅威環境下で
機能するかという点に掛かっているという。
http://www.defensenews.com/digital-show-dailies/afa-air-space/2017/09/18/air-combant-command-head-jstars-recap-may-not-be-best-option-for-future-threat-environment/

なお一部の議員は後継を選定することなくE-8を退役させることに反対を表明している他、
ボーイングも1機のE-8のレーダー範囲をカバーするにはグローバルホークが6〜8機いる
ことや、無人機を用いると情報のやり取りや意思決定の時間が旧来より延びてしまう
とし、後継機の選定を促している模様。

やはり旧来のJSTARSだと戦場に近い空域に留まらないといけないので
対ロや対中を考えると厳しいようですね。