英研究所 北朝鮮ミサイル年内にも米全土射程の可能性指摘
9月21日 8時08分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170921/k10011150241000.html

イギリスのシンクタンク、国際戦略研究所は、北朝鮮がことし後半か来年の初めころまでに
アメリカ全土を射程に入れた新型のミサイルを開発する可能性があるという見方を明らかにし、
ミサイル開発の進展に懸念を示しました。

イギリス・ロンドンにある国際戦略研究所は20日、世界の情勢を分析したことしの「戦略概観」を発表しました。

この中で北朝鮮について、「2017年に入って息もつかせぬ勢いで大陸間弾道ミサイルや
核の実験を加速させた」として、すでに核弾頭を搭載したミサイルで韓国や日本、それに
アメリカのグアム島を攻撃する能力を得ている可能性が高いと分析しています。

そのうえで、7月に発射したICBM=大陸間弾道ミサイル級の「火星14型」について、
最大射程は7500キロを超え、搭載される弾頭の重さが650キログラム以下であれば、
アメリカの西海岸まで到達する可能性もあるとしています。

さらに報告書では、「ことし後半か来年の初めごろには、アメリカ全土を射程に入れた新型の
ミサイルを開発するのではないか」という見方を明らかにして、北朝鮮のミサイル開発の進展に
懸念を示しています。

報告書は、根本的な解決には関係国が一致した外交努力を続けるしかないとしながらも、
当面の開発のペースを遅らせるには、「ヒドラジン」というミサイル燃料の供給を絶つか、
供給する燃料に不燃物を混入させる方法があるとしています。
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トランプ大統領が開戦を決断する理由がこれですかね。
もう時間的猶予がないぞ、と。