民進党が希望の党に入ることが両院議員総会で決まったときには、公然とは口にしなかったことですが、「トロイの木馬」のように、多数になるであろう自分たちの政策を進めていくという暗黙の合意があったのです。
なぜなら民進党の政策を希望の党が「丸のみする」と理解されていたからです。選挙戦を闘えば、当選者は圧倒的に民進党出身者が予想されました。全候補者が合流するとの前提だったからです。
これが9月28日のことでした。しかし「トロイの木馬」戦術は一夜にして意味を失いました。

希望の党の公認名簿が漏れはじめています。そこでは民進党の中心メンバーが排除されています。前原代表は昨日の会議で「怪文書」だと言いましたが、どうもそうではないようです。
第二次公認発表まで待っても公認されていないなら、選挙戦へのバスは出発し、乗れなかった候補者は無所属で闘うしかありません。
もし前原執行部が民進党での立候補を認めないのなら、新党構想は一気に具体化するでしょう。この週はじめが「すべて」の勝負です。(2017/10/1)

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