トランプ政権、NAFTA再交渉で「原産地規則」の大幅変更を提案か

 米通商代表部(USTR)のロバート・ライトハイザー代表は、メキシコやカナダとの北米自由貿易協定(NAFTA)の再交渉で、同協定の柱である「原産地規則」の大幅な変更を提案する計画だ。
メキシコ国内の自動車工場を米国に戻すことが狙い。この計画に詳しい関係者が明らかにした。
 この提案は、無関税対象となる自動車に一定比率の米国製部品の使用を義務づけるというもので、メキシコやカナダの反発を招くことは必至だ。
 事情に詳しい関係者によると、USTR当局者は今週、議会でのブリーフィングで、自動車・自動車部品について米国製比率が50%以上でなければ無関税としないとする案を示す考えを示した。また、域内調達比率を85%に引き上げることも提案する方針だという。
 カナダ政府とメキシコ政府は、NAFTA再交渉は協定内容の「微調整」や電子商取引時代に合わせた近代化に重点を置きたいとの考えを示している。
それでも米政府関係者らは、貿易不均衡の是正や国内製造業の後押しに向けて、より大きな修正を目指す考えを繰り返し表明している。

http://jp.wsj.com/articles/SB12310436106212684308404583436003557752948

NAFTAが合意出来てないのに米韓FTAなんぞ合意できる訳ねぇ