>>210
いや、山本五十六は唯一のアメリカ打倒の起死回生の手段として、
真珠湾の機動戦力の無力化の二次攻撃として米国西海岸の南北工
業地帯への進駐を構想していた。
山本はアメリカの国力を客感的に分析してまともには勝てない。
アメリカ自体を戦場にして疲弊させ、人種的分断を図り、石油を
直接奪うしかないと考えていた。
アメリカが無敵たらしめていたのは、自国の工業力と潤沢な資源 、
金融の集中である。戦場であるアジアやヨーロッパから隔絶され
た地勢的優位性だったのだ。
つまり中国のように関東軍を送り込み、工業力、資源、金融をヨー
ロッパ戦線のように蹂躙することでその地勢的優位性を奪えば、
アメリカに伍すると考えていたようだ。