八八艦隊整備真っ盛りの1922年頃に艦政本部が提出した扶桑型改装案

改装内容は上部構造物や主砲配置などを徹底的に見直し
主砲を35.6cm連装砲6基12門から41cm連装砲2基
同三連装砲2基の合計10門に換装する大改修プラン
また防御面でもバルジの採用や装甲の強化などがなされることが記されていた

もし実現すれば扶桑は長門型戦艦はおろか
加賀型戦艦・天城型巡洋戦艦に匹敵する砲力を持った戦艦となりえたが
ワシントン軍縮条約で戦艦の主砲換装や舷側装甲の増加などが禁じられたため
結局ペーパープランに終わってしまった
設計主任は平賀譲造船官。現在も平賀譲デジタルアーカイブスにて
この改装計画の資料が閲覧できる
なお、次級の伊勢型においても、同様に41cm砲換装が検討されていた