0641名無し三等兵
2018/02/14(水) 20:10:06.20ID:BpsN5KDx中には羨望の眼差しを向ける者達もおり、内心大いに満足したが、そんな私の心を見透かすかのように、ニヤつくオバタリアンがいた。まさかバレているのか?いやそんなはずはない。いろいろな店で買い分けたし、包装も十二分で、レシートも処分したはずだ。
オバタリアンは私に近付くと、大声で「自分で買ったんでしょ?貴方の顔でこんなに貰えるはずないじゃない」と言い放ったのだ。私はすかさず「な、何言ってんだ、このデブ!汚ねえ面しやがって!」と応じたが、彼女は一向に怯まない。やけに自信満々だ。
この時、狼狽してしまうと負けだ。私は終始毅然とした態度を取りつつも、周囲の反応を伺った。それまで羨望の眼差しを向けていた者達でさえ、だんだんと小莫迦にしたような視線を送ってくる。状況不利と判断した私は、いつもより三駅早く降りたのだったー