米の弾薬更新も控えていることだし
陸自の意向としては、3自衛隊と海保でなるべく弾薬を統一したいのが本懐だろう
少なくとも、近い将来、陸自において64が完全に予備保管に移行すれば
陸自における7.62弱装弾の調達は幾分も減るというか終わる
メーカーは空海のニッチ需要のためだけにいつまでも供給を続けてくれるとは限らない
備蓄弾薬だけで運用を続けたM1919のようになってしまいかねない

だから数十年間使用する次期小銃では、空自が7.62を選ぶとは思えない
射程を重視して7.62を主力に置き続けるという考えは、個人的には一定に妥当だと思う
しかし海外でも殆ど例を見ない、大胆な判断だ
そのような独自のドクトリンを設ける程には、空自は小火器戦を重んじてないし、そうあらしめる戦訓もない
普通なら、米へ陸へ右に倣えで堅実で一般的な小銃を選ぶ

十中八九、陸自優先の89をなかなか調達できないことへの後付の理由だろう