そもそも6隻しか持ってないのか



欧州国軍の象徴か:ドイツ潜水艦が全艦使用不能に
ttp://holyland.blog.so-net.ne.jp/2017-10-22

20日付Defense-News記事によれば
●15日、ドイツ海軍が最近導入したばかりの2隻の「212A級」潜水艦の1隻で、唯一の運用可能状態であった艦番号U-35潜水艦が、ノルウェー沖で潜航動作中にラダーに故障が発生して非稼働状態になった

●U-35は事故後、同潜水艦が建造された北ドイツ沿岸のキール港にある造船所TKMS(ThyssenKrupp Marine Systems)に戻っており、23日の週中には故障の程度を明らかにし、修理に必要な期間等がを見定めることになりそうだ

●TKMS製の「212A級」潜水艦は、イタリアで4隻が既に運用中で、更に今年初めにはノルウェーが発注して話題を集めたばかりである

●ドイツ海軍が保有する「212A級」潜水艦6隻の現状は以下のとおりである。なお同潜水艦は、排水量約1500トンのAIP搭載潜水艦で、全長57mです。

・U-31 今年12月まで定期修理中
・U-32 故障で整備ドックの空き待ち
・U-33 来年5月まで修理中
・U-34 故障で整備ドックの空き待ち
・U-35 15日に故障、復旧見積もり中
・U-36 来年2月まで修理中

●ドイツ海軍幹部は潜水艦隊の稼働率低下問題の原因を、部品の調達方式にあると述べ、緊張感のあった冷戦中は修理用予備部品の確保を重視していたが、予算削減の圧力で予備部品が十分確保できないことに根本原因があると訴えている

●それでもドイツ海軍の公式発表によれば、もっとも最近導入した「U-35」と「U-36」 から改善した維持整備方針を導入しており、今回のU-35故障前の段階では、来年中ごろからは3〜4隻の潜水艦を運用可能状態で確保できる計画になっている