次世代電池、20年代前半に トヨタ、EVの性能向上へ

トヨタ自動車のディディエ・ルロワ副社長は25日、
電気自動車(EV)の航続距離を伸ばせるとされる次世代電池「全固体電池」を2020年代前半に実用化する方針を明らかにした。

EV投入で出遅れが指摘されるトヨタだが、
実用化できれば競争力は一気に高まりそうだ。

現在、電気自動車やハイブリッド車(HV)用で主流のリチウムイオン電池は液状の電解液を使う。
これに対して全固体電池は、その名の通り全て固体。
安全性が高いうえに軽く、「究極の電池」とも呼ばれる。

ルロワ氏は東京モーターショーで記者会見し、全固体電池について
「航続距離を飛躍的に改善する潜在能力があり、ゲームチェンジャーになりうる」と説明。
200人超の体制で開発を進めていると述べた。
全固体電池をめぐる特許の数ではトヨタが世界一だ、とも強調した。
全固体電池を載せるEVの発売時期は明らかにしなかった。

http://www.asahi.com/articles/ASKBT3J6HKBTOIPE00H.html