>>382
日本人は何ゆえに日本人を憎悪するかという直接の疑問に応えてくれる本かは知らないけれども
海外との国民性比較なり、日本文化論はなぜいつまでたっても同じことを言い続けている(タテ社会・集団主義・村社会)のかto
そういった何度も繰り返される日本人論自体の構造やらを研究する本は何冊かありますよ
・日本人論の方程式 (ちくま学芸文庫) ・「集団主義」という錯覚―日本人論の思い違いとその由来
自分は特にこの二冊を呼んでからというもの、「日本人は陰湿で権威主義で甘ったれて村社会に生きていて個人の自由がない」(称揚もしかり)
などという著者の中で決まりきった結論を言いたいがために、日本を「○○コンプレックス」とか「××社会」などという
「ただのあなたの感想ですよね?」程度の文学的造語に当てはめようとする論調がずいぶん馬鹿馬鹿しく見えてきたものです
自覚無自覚問わずに再生産され続ける日本を貶める言説に対抗するには、それが生まれる構造自体を知っておいて損は無いと思います