一部の軍オタで、自衛隊は常に正しい、自衛隊の兵器最強的な人達は今回の件で
装甲車が如何に有用で必要不可欠かと連呼していました。

まず装甲車が火砕流に耐えられるというのはデマです。
メーカーが保証している活動できる温度の上限は精々60度Cです。装甲は基本断熱素材ではありません。
コマツの元設計者が今回のようなケースを想定した要求も、試験もしていないと証言しております

願望やドグマで検証を否定し、「事実」と信じるのは宗教です。その「事実」をもって他者を糾弾するのはカルトです。
この手の人達は、根拠なき選民意識が強く、それを元に「無知蒙昧な輩を折伏してやる」と意気込むので困ったものです。
小さな親切、大きなお世話です。

今回投入された装甲車はわずか数輛に過ぎません。自衛隊や他のパーティの車輛の大半はソフトスキンです。
当然ながら、火山弾が降ってきても、ほとんどの隊員やレスキュー隊員、被災者は装甲車に退避できません。

そこに火山弾が雨あられと降り注げばどうなるかは、子供にでも分かる理屈です。

仮にそのような事態を想定するならば、7合目まで登った車輛はすべて装甲車輛で完全な機甲部隊にすべきでしょう。

ところが自衛隊はそうはしなかったわけです。

であれば、「必要不可欠な装甲車」を使用しなかった自衛隊の現場指揮官、第13連隊司令部、はては陸幕長や防衛大臣まで
「この素人、アカ、朝鮮人」と口汚く罵るべきでしょう。

ところが「自衛隊様」に対しては、そんな批判は起こらないわけです。自衛隊は常に正しいと。

こういう言説を普通の人が見れば奇異に映ると思うのですが、ご本人達には自分の主張が矛盾しているとは思わないのでしょう。