昨夜話題に出ていた「警察版征途」に少し近い小説を大分昔に立ち読みした事があった。

多分1970年代前半辺りに書かれた物で、史実よりも学生運動がより過激化し、組織の
規模や装備も史実のそれを凌駕していました。

終盤では過激派学生組織や労組団体の武装メンバー多数が立て籠るビルに、治安出動が
かけられた自衛隊が差し向けた「61式改型重戦車」が突入して同志らを文字通り蹂躙
しまくり、組織は壊滅的打撃を被りました。

この小説自体は完全に左翼学生らの視点で書かれた学生運動マンセーな内容であり、ラストの
61式重戦車突入も、政府権力の残忍さを表現する舞台装置のようなものでしょう(笑)