いやXF5の時は財務省がOKを出さなかったのもある
1960年前後に、日本のエンジン開発が結構手間取った時期があった
J3エンジンだな
ttps://ja.wikipedia.org/wiki/J3_(%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%83%B3)
財務省は1980年代までは日本のジェットエンジン開発に対して良い印象を持っていなかった
J3の時に開発費高騰、予定オーバー、そして赤字という失敗プロジェクトだったのだ
挙句はP2Jの補助エンジンにしてまで何とか台数をこなす始末
次のFJR710では綿密に準備したお陰で、イギリスに持ち込んでの性能試験で「案外やるじゃん」というレベルになっていたお陰で
次のRJ500(9t)の共同開発までは繋がったが、次にそれを生かして推力11tエンジンを作ろうとしたら
イギリスが話を大きくしてしまい、V2500エンジンを作る事になって日本はその低圧部担当になってしまったわけだ
同時期にF3エンジンを開発していたが、この頃にFS-Xが立ち上がり、F404を売ってもらえず国産の機体設計案をボツにされる苦汁を飲む
そしてやっぱり高圧部も経験しなければという訳で、XF3-IHI-400でとにかくAB付きターボファンを作るが、タービン直前温度
1400℃とF404と同じ技術水準ではあったが推力は3.2tに過ぎなかった
F3エンジンとRJ500しか経験のない時に「日本はコア流量50kg/sクラスのエンジン(RJ500)もターボファンエンジンの国産(F3)もある程度経験したんだから
F404を売ってもらえないならIHIで同等のものを開発させてもらえませんか?」という案も持ち上がったが、AB付きターボファンが未経験であるなど
未知の部分が多過ぎるという点でぼつになっている
で、XF5でようやくAB推力5t。
「日本全然進歩してないじゃん」と多くの人は思ったが、実はタービン直前温度でF119と同等という高性能エンジンだったんだよな
そしてそのコアを流用し、F7エンジンが生まれてP-1が出来たと
IHIは「XF5どころかF404を売ってもらえなかった段階で、コア部流量40kg/sくらいの低バイパス比ターボファンなんて金さえあればいつでも開発できる」
状態だったというわけだ
だが、今回のXF9はコア部流量70kg/s(自分の皮算用)とそれより更に巨大なんだよなw
XF9は札幌の高空試験施設で試験しているが、この流量がXF5開発の時に70kg/sだとの事で、つまりギリギリだw
【XF9-1】F-3を語るスレ32【推力15トン以上】
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582名無し三等兵 (ワッチョイ a79f-8Ex9)
2017/11/26(日) 09:59:37.99ID:TiwtPZWo0■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
