>>893
元はクラウゼウィッツだよ
戦争というものは三つの重大要素により構成されている
――それは激情と理性と創造力である
戦争の三位一体論。彼は自著の中で、そう説いたんだ
この考えが日本にもたらされたのは明治時代
服部ら旧軍の学生がフランス式攻勢主義を学ぶより遥か以前から、日本には精神論が萌芽する土壌があったわけだな
実際に、日露戦争が終結し平和を謳歌する大正時代には、旧陸軍は火力信奉主義だった
この火種が揉み消され、いわゆる精神論に舵を切ったのは、軍縮の嵐吹き荒れる昭和時代に入ってからだ