https://aviation-space-business.blogspot.jp/2017/11/f-35_25.html
F-35:英国の導入規模縮小か

英国がF-35導入縮小に向かいそうだ。現在英国は国防計画を見直し中。
2015年版の戦略国防安全保障検討(SDSR)は138機のF-35導入方針を堅持していた。
二年たち、国防トップの表現が微妙に変化している。

国防参謀次長マーク・ポフリー中将は国会国防委員会でF-35機数削減案に「共感を覚える」と11月21日発言し、
「これが現実の状況」とも述べた。
中将は英国は「原則138機をめざした」が契約は48機のみと指摘。残る機体の調達の予算のめどがたたないという。

国会では議論がF-35の高価格に向けられている。国防省は48機運用を想定した総費用を積算し、
2025年まで91億ポンド(121億ドル)、2048年までで130億ポンドと報告した。
91億ポンドにはシステム開発実証事業への英国分担分と48機の機体価格、支援インフラ費用を含む。
国防省報道官は「138機購入に変更はない」と述べている。

今年末に英国向け14号機が納入され、2018年は3機が新たに加わる。
英国は17機を3か年一括購入で、13機を2か年一括購入でそれぞれ
ロッキード・マーティンの低率初期生産(LRIP)のバッチ15および16から導入する予定だ。

だが関係者は英国がF-35複数型を将来運用する可能性に触れており、
ポフリー中将も「(今後の混成運用を)後日検討する」と言っている。
当面は英空母戦力整備が中心で、12機構成の実戦部飛行隊二個を編成し、機種転換用にも一個飛行隊を整備する。
「空母戦力を確立するため二個飛行隊は必要だ」(ポフリー中将)
F-35を搭載する新型空母は女王臨席の上英国海軍に12月7日編入される。
--------------
タイフーンをどっかに売れよ