「日本は撤退戦の時代」「日本人は撤退戦を学びましょう」と嘯く人間が多過ぎるな
脱成長論などもそうした文脈なのだろうが、
このような情勢では、むしろ学ぶべきはスターリン時代のソ連だろう

彼等には例えばこのような名文がある

・ソ連国防人民委員令第227号

>南部戦線の部隊は、パニック状態となり、さしたる抵抗もせず、モスクワからの命令も無く、ロストフとノヴォチェルカッスクを放棄し、自己の軍旗を恥でおおった。

>戦線にいる愚かな人々は、我々には広大な領土、広大な国土、多数の国民がいて、小麦はいつでも有り余っており、我々はさらにもっと東へ退却出来るという話しで自分を慰めている。
>こんな事で彼らは戦場での自己の恥ずべき行為を正当化しようとしている。しかし、そんな話しは全くいい加減で、でたらめな事であり、我々の敵を利するのみである。

>従って、我々は際限なく退却する事が出来るとか、我が領土は広大で、豊かであり、人口も多く、食料は有り余っている等という話しは根絶しなければならない。
>そのような話しは根拠のない有害なものであり、我々を弱体化させ、敵を強化させるだけである。なぜなら、もしも退却を止めなければ、我々は小麦、燃料、金属、原料、工場、鉄道を失ってしまうのだ。

>この事から、そろそろ退却を終わらせなければならない。一歩も引いてはならない!現在の我々の主要なアピールはそうでなければならない。

>我々に足らないものは何か?足らないものは、中隊、連隊、師団、戦車部隊、飛行中隊における秩序と規律である。
>この事が現在の我々の重要な欠点である。もしも我々が状況を救い、祖国を守り通したいと思うなら、我が軍内に厳格な秩序と鉄の規律を定めなければならない。

>今後は無断で戦場を放棄する指揮官、コミッサール、政治将校、部隊、及び兵団を容認してはならない。
>今後は指揮官、コミッサール、政治将校は、若干のうろたえ騒ぐ者たちが戦況を決定し、他の兵士たちの退却を誘って、敵に戦線を開かせる事を許してはならない。
>うろたえ騒ぐ者たち、臆病者たちは、その場で抹殺されなければならない。

”うろたえ騒ぐ者たち、臆病者たちは、その場で抹殺されなければならない”
まさにこれこそが今の日本に欠けている