(朝鮮日報日本語版) 亡命北朝鮮兵、軍エリートの息子か
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171130-00003549-chosun-kr

 13日に南北軍事境界線上にある板門店の共同警備区域(JSA)で韓国側へ亡命した北朝鮮の兵士(25)が、
北朝鮮の憲兵幹部の息子であることが分かった。

 韓国の総合編成チャンネル「チャンネルA」は30日、韓国国会国防委員会の関係者が「脱北した兵士は
韓国軍の中領(中佐に相当)に当たる北朝鮮軍憲兵の幹部の息子」と述べたと報じた。
兵士の父親は、北朝鮮の姜健総合軍官学校(韓国の士官学校に相当)を卒業した北朝鮮軍のエリートというわけだ。
父親が現在も軍に服務しているのか既に退役したのかは確認されていない。

 亡命した兵士はエリート出身との推測が事件直後から流れていた。北朝鮮は板門店など
最前線地域には主に出身成分(階級)の優秀な軍人たちを集中的に配置しているというのが定説だからだ。

 兵士が運転兵だということも、エリート説がささやかれる理由の一つだ。
運転兵はあらゆる秘密を耳にする可能性があるため、北朝鮮では出身成分が優秀でなければ幹部の車を運転することはできないとされる。
また、一般の兵士は通常、靴下ではなくフットカバーを履くが、高級幹部の運転兵は靴下を履くケースが多く、
亡命した兵士は靴下を履いていた。