2017年流行語大賞は「インスタ映え」「忖度」ダブル受賞

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 12月1日、2017年の「ユーキャン新語・流行語大賞」の結果が発表された。年間大賞は「インスタ映え」と「忖度(そんたく)」がダブル受賞した。
「インスタ映え」は、画像SNS「Instagram」に投稿した際に映える商品や行動を意識すること。
「忖度」は「人の気持ちを推し量る」という意味の言葉で、森友学園問題の報道からさまざまな分野で使われるようになった。

 トップテン入りした言葉は以下。

・ブルゾンちえみさんのネタの中のフレーズ「35億」
・北朝鮮のミサイル発射などでたびたび話題になった「Jアラート」
・日々の睡眠不足が「借金」のように積み重なり負担を与える「睡眠負債」
・17年に現役引退した将棋棋士の加藤一二三さんのあだ名「ひふみん」
・米国の大統領選で大きな問題となった「フェイクニュース」
・17年2月に開始した月末の金曜日の早帰りの試み「プレミアムフライデー」
・豊田真由子元衆議院員ほか、不祥事件を起こした若手議員を示す「魔の2回生」
・小池都知事が掲げる方針「都民ファースト」から生まれた「○○ファースト」

 一般投票による「読者賞」のトップ3は「忖度」「インスタ映え」「35億」。一般投票と委員会の選考結果が合致する結果となった。

 選考委員特別賞は、陸上の桐生祥秀選手が日本人初の100メートル9秒台を実現した「9.98」、
プロ棋士の藤井聡太4段が更新した歴代最多連勝記録の「29連勝」。どちらも若手プロによる新記録達成にまつわる言葉が受賞している。

 1984年に生まれた「ユーキャン新語・流行語大賞」は、1年間に生まれた新語・流行語や、その言葉に深く関わった人物・団体を表彰する賞。
「現代用語の基礎知識」の読者アンケートを参考に、選考委員会によって年間トップテンと年間大賞語が選ばれる。2017年は30語がノミネートしていた。

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