有事だの、その直前のキナ臭さ満載の時期に、いわゆる工兵的な機動施設団とやらだけを離島の空港に送り込めば、
たちまち航空基地機能が獲得できると思ってるのかな?
戦闘機飛ばすにしても、対潜哨戒機飛ばすにしても、燃料以外に武器だって弾薬だって必要だ。
最悪燃料は民間飛行場に残ってる分を徴発とか転用するとかいうDARPA式だろうけど、民間空港にAAMも
単魚雷も機関砲弾もストックしてない。
どこかの国じゃないけど、「最新式戦闘機の機体は40機買いますが、予備のエンジンは1基だけしか買いません、
っていうか買えません!」ってのを笑えないレベルじゃん。
どーせ「危険物の安全距離とか仮設施設の消火装置とか、そんなの諸々については、超法規的措置で! 倉庫も
自動化は200%無理なので、とりあえず棚だけ作って、そこに並べておく」とか言うんだろう?
これを一式どころか空襲等々による被害が発生しても、どうにかこうにか回せるだけの量が必要になるんだから、
それをストックするにはちょろい仮設施設では済まないと思うんだが?
自由自在に動ける反面、船腹に穴が開けば沈んでしまう空母には、専用の航空機用燃料タンクだってあるし、
部品や消耗品の倉庫も予め設けられている。
もし足りなければ、とりあえず運び込みさえすればあとは淡々と並べるだけ。労力は必要だが、棚とかタンクを
作って設置する手間は一切不要。一刻を争うときに、この差は大きいぜ。
それどころか、少なくとも雨風は余裕で凌げる兵舎(居住区)は言うに及ばず、専用の医務室やら調理場どころか、
通信施設も風呂トイレも設置済み。
ガ島で鍬と鶴嘴とスコップともっこで滑走路作った旧帝国海軍設営隊とは違って、「水陸両用シャベルカーとか穴あき
鋼板で即席滑走路を作った米軍方式を採用すれば、21世紀でもあっという間に戦時用航空基地のできあがり〜」って?