>>167
以前ぱぱが、「フォークランド紛争で、インヴィンシブルの弾庫が空っぽになったときにも、
ハーミースの弾庫には在庫があった」という趣旨の発言をされてましたよね。
そもそもLHAの航空部隊が動き始めるのは、敵海空軍の戦力が、米空軍なりCVNの航空団に
磨り潰された状況になってからでしょう?
CASに従事するといっても、懐かしのイントルーダーや現行のF18のように、翼の下にも
腹の下にも爆弾テンコ盛り積んで突っ込む訳ではないですし、そもそもの話、リフトファンで
無理矢理空中に浮かなきゃいけないか、最良の状況でもスキージャンプ台を使って滑走する
VSTOL機と、カタパルトに蹴飛ばされて機体と搭乗員の寿命削って飛んでるCTOL機では、
搭載できる量が違いすぎっていうか、それが当然の理(ことわり)です。
その差もガン無視している文谷氏のアジテーションには、眉唾どころではない何かを感じます。

そういう訳で、搭載している航空機の数も違えば、1ソーティで積んでいく量や質が違う以上、
弾薬庫の容積も搭載可能な数量も大幅に違うわけです。
かつてのSCS(制海艦)構想のように、とりあえずハリアーを3機積んで、低速で単機
銀蠅のようにしつこくつきまとうベアやバジャーを数回追い払えればそれで十分ですよと
いうのであれば、AAMと機関砲弾をそれなりの量だけ積めば済みますが。そうじゃない。

更にLHAの艦固有の乗員はざっと1000名。4隻で4000人。5隻であれば5000人。
お客さんが揚陸部隊から航空部隊に変わったところで、こちらの人数はそう変わりません。
ごっそりCTOL機とその要員と消耗品を搭載できる上に、燃料補給の手間も不要な最新型
CVNの艦固有の乗員は3000名以下ですから、人件費の段階でも、その差が歴然と。