アウトバーンとアメリカのインターステートの大きな差は、高低差と舗装の質。
あくまで平らに地均しするアウトバーンに対し、アメリカの道路は基本的地形そのままなので、細かい高低差が多い。おまけにコンクリート舗装は穴がどんどん大きくなる性質があり、穴ぼこだらけ。寒さの厳しい中西部だとさらに舗装が荒れている。
フラットな路面が前提のドイツ車でこういう道を走ると、これはもう拷問みたいな乗り心地になる。
その点、柔らかいバネと重い車体で動きを緩慢にしたアメ車はうまく対応してる。
多気筒で、一発二発死んでもエンジンが止まらないのも安心材料になる。
石畳対応のイタ車とか並木道上等の仏車とか、今でも自動車は各国のインフラとわりと密接に関連してるもんだよ。