【中国】自動化された世界最大の無人ふ頭が試験稼働。
クレーン1台の操作に数十人必要だった作業員がオペレーター1人に

世界最大の自動化スマート埠頭と世界で総合的な自動化の程度が最高の埠頭である、洋山港4期埠頭が正式に開港となった。
約3年間にわたる困難を極めた建設と18ヶ月の全面的かつ詳細な設備・システム調整を経て、10日、
世界の船舶輸送業が注目する無人埠頭がその全貌を明らかにした。人民日報が伝えた。
略)
洋山港4期は総合的な自動化の程度が世界最高の埠頭でもある。
例えば海側の埠頭クレーンのすべてが自動化・遠距離制御され、
陸側のレール式ガントリークレーンも自動的にコンテナを運ぶ。

海側のレール式ガントリークレーンはすべてがダブルコンテナ自動化レール式ガントリークレーンで、
同社が自主開発した製品として世界初公開された。

同クレーンは自動化ダブルコンテナ埠頭クレーンの作業に協力し、海岸線の空間を有効活用し、作業効率を50%高めることができる。

洋山港4期はさらに、中国が自主開発した自動牽引車自動バッテリー交換システムを、アジアの港湾としては初めて採用した。
自動化バッテリー交換スタンド技術は、同社が国内で初めて開発した。

設計によると、バッテリー交換にかかる時間は6分間のみで、フル充電にかかる時間は2時間のみ。
充電中に汚染物質が排出されることはなく、エネルギー消費量を4割以上削減できる。

同システムは欧米の技術制限と独占を打破し、同社が自動牽引車全バッテリー交換技術を把握したことを意味する。
今後はユーザーに対して、多様な自動牽引車システム案を提供できる。

洋山港4期は中国で唯一の、「中国チップ」を搭載する自動化埠頭となる。
埠頭のソフトシステムは主に同社が自主開発した設備制御システム、上港集団が開発した埠頭操作システムからなる。

これは国内で唯一の、ソフトシステムが純粋に中国製の自動化埠頭でもある。