「南京大虐殺記念館」で13日、追悼式典に出席した習近平国家主席(奥右)=冨名腰隆撮影
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兪正声(ユイチョンション)・全国政治協商会議主席は演説で「30万人の同胞が殺戮(さつりく)され、無数の女性や子供が野蛮に虐殺された。中国人民は歴史を心に刻み、平和を愛し、平和的発展の道を進むことを誓う」と述べた。
一方、日中関係については「日中両国は引っ越すことのできない隣人だ。民間交流の歴史は長く、中国は日本を含めた周辺国との関係を深化させたい」などと語った。
追悼式典は長らく地方政府が主催してきたが、14年に国家レベルに格上げされた。同年に習氏が国家主席として初めて出席して以降、ここ2年は最高指導部の共産党政治局常務委員からの出席はなかった。
今年は80年の節目でもあり、トップの習氏自らが出席した。(南京=冨名腰隆)